図書館友の会 会報 第30号  2025.4更新


五島市図書館友の会の歩みと今後の展望

 

五島市図書館友の会は、平成24年(2012年)、新図書館建設に向けて市民の意見を集約し、より良い図書館を目指す団結の中で誕生しました。当時、建設計画に対する反対運動があり、市民の声を反映させる必要性が高まったことが、友の会発足の背景にあります。

 

それから12年が経過し、現在の会員数は約60名、そのうち常時活動に参加しているのは約10名です。他の会員は会費会員や賛助会員として運営を支え、その存在も組織にとって重要な役割を果たしています。

 

新しい図書館が開館して2年が経ち、多目的スペースなどが市民に開かれたことで、より利用しやすい場所となりました。特に学生や若い家族連れの利用が増え、以前とは異なる利用形態が見られるようになっています。こうした変化の中で、五島市図書館の役割や、図書館ボランティアの在り方を再考する時期に来ていると感じています。

 

友の会の創設時には、「みんなの力でより良い図書館をつくろう」という強い思いがありました。会員の中には、発足当初のリーダーたちの誘いで参加された方も多くいます。しかし、月日が経ち、初期メンバーの高齢化も進む中で、会の役割や活動のあり方も変化しつつあります。

 

 

現在の図書館は、従来の「本を借りる場所」から、市民が集い、学び、交流する場へと進化しています。このような状況を踏まえ、友の会としてどのような活動を展開していくべきか、改めて考える必要があります。次回の総会では、会員の皆様と意見交換を行い、今後の方向性を検討していきたいと考えています。

                   五島市図書館友の会 代表 古賀



ねがい

図書館は老若男女がつどい「読書」「学習」「情報」の拠点となる知的施設である。  

 

しかし、昨今の財政厳しい折、市民がより良きサービスを受けるためには、市民自らが大いに図書館

 

に協力して「知的保障」を充実させよう、というのが私たちの願いです。 

 

 

「本の力」をキーワードに図書館ボランティアの仲間とともに、

 

図書館をもっと楽しく、もっと市民が利用しやすい施設にするために、

 

図書館応援団として今後も活動を継続していきたいと思います。